みなさまこんにちは。
昨日は、水曜日だったので日記はお休みさせていただきました。
ところで当院では、矯正期間中にアイシング(冷やしたお水でもOK)を行っていただいております。
歯を冷やす理由ですが、時折矯正中のアイシングをあまり積極的にやっていただけないことがあるのは、理由がいまいちはっきりわからないからでもあるのではないでしょうか。
詳しく解説させていただきますと、歯が動く方がが圧迫側、もとあったほうが牽引側とすると、圧迫側にはピエゾ効果でマイナス電位、牽引側には、プラス電位が働きます。
すると、圧迫側のマイナスに無機質(Ca2+など)がイオン化傾向の順に吸着を開始します。
ではその通り圧迫側が加骨され、牽引側が吸骨されるとどうなるでしょうか?
つまり歯の移動には物理的に解釈すると矛盾があります。
しかし生理化学的には、顎骨内はスポンゼルボーン(血行に富んだ海面骨)でして、咬合力の助けで牽引側の加骨も起こりますし、過剰物質の血行性排出の助けで圧迫側の吸骨も起こるのです。
そこで処理しきれないのは、圧迫側の変性組織(高エネルギー廃棄物)の存在であり、これが歯の移動を妨げます。
あと外力による高エネルギー入力も手伝い、歯根先端にエネルギーが集中し、生理化学的な作用だけでは逃がせない場合は歯根吸収などが発生します。
そのいずれのエネルギーもアイシングによって熱エネルギーに置換され物理的作用で生理化学的に処理しきれなかった廃棄物を処理ことができるので、歯の移動の矛盾を大幅に軽減するのです。
お解りいただけましたでしょうか?
P.S.矯正中に限らず、乳歯はエナメル蛋白の比率が多いので、お子様の発熱時は、よく熱崩壊性の虫歯を経験しますが、お子様の発熱時の水分補給の際に、氷を口に入れてあげると、発熱時の熱崩壊性の虫歯も予防し乳歯を守ってあげることができます。
というわけで、アイシングもたくさん行っていただき、安全で快適な矯正治療をご提供したいと思っております。
どうぞ皆様よろしくお願い致します。
それでは。
歯列矯正の相談は歯列矯正の専門医「シグマ矯正歯科」へ
院長 貞永 嘉浩
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2006年10月06日 : 雨
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