こんにちは貞永です。
以前あった、ゆとり教育というものの結果は、学力低下だけだったように報じられていましたが、学校も家庭でも塾でも出来ない何かが何なのかいまいち不明だったのではないでしょうか?
学力向上のみに偏っていることが是正されればという考えには賛成ですが、じゃあ何を経験させればいいかと言うとその部分が今の大人社会にも子供社会にも欠如していたことの表れではないでしょうか。
一昔前の話ですが、昭和30年代には、まだ、よその子の面倒見たり叱ったりする大人たちがいましたし、学校の先生だってげんこつや、おしりぺんぺんして子供と向き合っていたように思います。今でこそ自然の中で遊ぶことをアウトドアなどと、趣味かスポーツのようにいわれておりますが、ひと昔前はPSPもDSもたまごっちも無かったので木に登ったり、缶をけったり、虫や魚やザリガニとったりして、遊びは全部アウトドアでした。あと、ジャイアンみたいなガキ大将というのが必ずいて、子供社会の秩序が微妙に保たれていたようにも思います。
たしかに昔が全部良かったわけではないし、今の方が良いこともいっぱいあると思います。
しかし現在は、大人も子供も物が幸せの根源であるという価値観が一般的であり、親にとって一般的に良い子とは、大人になってからよく稼いでくることや、高い地位に君臨することなのに、そこにいきなりゆとりとか言われてもぽっかり穴の開いた部分は、ふさぐ何かが見つからない状態だったのでしょう。
とはいっても、子供は勉強したければ言わなくてもするし、学校だって自力でも行きます。
そして、早い子では小学校卒業ぐらいまで、遅い子でも中学校卒業ぐらいまでしか親の言う通りにはならないでしょう。
主体性が芽生えるのがいわゆる反抗期なのです。親としては、その時期にぜひ見守りながら離れてあげて、自己責任の上での主体性を経験してもらいたいものです。
シグマ矯正歯科の図書の中で(大人にも?)大人気の、「13歳のハローワーク」(村上龍著)がありますが、この時期に目標を定めてお子様の主体性と想像力を育てるのにこの本が参考になるのではないでしょうか。
また、お仕事テーマパーク「キッザニア」も連日大盛況ということで、現代の子供社会に足りないものは自己責任においての主体性と将来の希望に思いをめぐらせる想像力なのではないでしょうか?
ガキ大将がいたあのころには、外遊びの子供社会の中に、想像力、自己責任、主体性を育てる要素がふんだんに盛り込まれていて、他の大人たちが、無関心ではなく叱ったり見守ったりしていたのです。
でも今急に、外遊びしなさいと言っても、ゲームを囲んで家で遊ぶ方が安全だったり、ガキ大将もいないのでいじめも陰湿だったりします。今の社会では世襲制度なども薄らぎ、仕事も多様化しているので、仕事を基準に子供のお勉強や精神育成を図ってみるのもよいのではないでしょうか?
例えばお子様が将来、自営で販売の仕事をしたいのなら、「そのためには商品を選ぶ知識と計算力や語学力も必要なので、そのための大学とか目標にしてみたらどう?」とか、「君のお店が開店した時のために、今からお友達がたくさん来てくれるように、自分の心をやさしくしたり、人に信頼されるように嘘をつかないように誠実に生きてみれば」というふうに、勉強の方向性と内面的な部分にも言及してガイドしてあげたりするのも良いかもしれません。
大げさに言ってみると、大リーガーになりたければ、野球と英語を一生懸命やるわけですし、ビジネスマンになりたければその分野の学習を一生懸命やればいいのです。これは極端ではあるのですが、「どうして勉強しなきゃならないの?」とか「勉強する意味ってなあに?」とかどなたでも一度は親や先生に質問したことあるのではないでしょうか。
恥ずかしい話、わたくし小中学生のころから、何で勉強しなければいけないかわかっていなかったし、今もうまく説明できません。当然当時の成績は散々でしたが、目標設定できてからは、ほぼロックオン状態のミサイルのように目標に向かってまっしぐらでした。
そんな我々大人が仕事を起業する際にも、自己責任の範囲での主体性と想像力が試されます。
いざ起業してみると、思った通りには全然いかず、自分を変えていかなければ事態は悪化するばかりなのです。(これは私も嫌というほど経験しました。)
子供も社会に出て何の仕事をしたいかによって、今何をしたら良いのかということを目標設定すれば、勉強にも新しいやりがいが湧くのではないでしょうか?
将来やりたい仕事を考えるがゆえに成長もするし、言い換えれば、自分を変えていけば事態は好転するのだから、こんな良い教訓を体験する機会は他にはないと思います。
いちばんは、自主的に勉強し自分の目標に向かう我が子の姿が見られたらどんなに親として喜ばしいことでしょう。
とはいっても、理数系に進みたい子は、文系の勉強をしなくなってしまったりしても困るのですが、でも何も目標がない事に比べたら、きっと贅沢な悩みなのでしょう。何事も自己責任でございます。全て自分に返ってくるし自分しか自分を変える努力が出来ないことを知ることも良い機会です。見守りましょう。大人は自分自身が手本となるような生き方をして、ただ見守りましょう。(お子様に自分の仕事を継がせたいと思っている、又はなってほしい職業のあるかた方には申し訳ありません、余計なお世話だったかもしれません・・・)
医療、軍事、食料、資源、教育などわが国の抱える課題はいくつもありますが、いずれにしても、社会環境の中で子供を取り巻く環境も好転することをお祈り申し上げたいと思います。
それではまた。
歯列矯正の相談は歯列矯正の専門医「シグマ矯正歯科」へ
院長 貞永 嘉浩
Next>>
2006年12月21日 : ひとりごと 5
Back<<
2006年12月18日 : 参観日